覚え書き

色々書く予定

コミティア146 備忘録


お疲れ様でした!

まずは、スペースに来て頂きました皆様、ありがとうございました。
中々こちらから声をかけられずじまいで非常に申し訳ないです…。ちゃんと挨拶ができるようになりたい(小学生か?)

例の如く、帰りの新幹線の中でこれを書いている。


今日は珍しく…というか、初めて売り子がいた。
サークル「古代藍色研究会」追加メンバー…ではなく。

その正体は…なんのことはない。地元の友人がたまたま同じタイミングで上京していたので、これ幸いと誘っただけの話である。持つべきものは友。ちなみに描いている内容等は一切知らせていなかった。
友人は夜から用事があるとのことで、「その前にご飯を食べに行こう」となる。結果、早めの撤収となった。

新木場のロッテリアでポテトを摘みながら、2人でだらだらと話した。昨今のdlsiteにおけるASMRの事情を聞いたり、プリティーシリーズはどうなるのかなど、話題はあちこちに飛びながらもとめどなく喋り続けた。「もしバンドブームの最中に生きていたのなら、自分は確実にバンドマンになっていた」と私が豪語し、友人からの失笑を買ったりした。
コミティアの反省会もした。実のところ、いつもブログで書くような話は、ロッテリアの狭い机の上であらかた済ませてしまった。

なので、あえてその場ではしなかった話をしようと思う。つまり、照れくさい話だ。

嬉しかったこと。
友人にスペースを託し、いそいそと見本誌コーナーに向かった。9月に一般参加して分かったことだが、見本誌コーナーは楽しい。会場に居るのなら絶対に行きたい、という位には好きだ。「己も頑張ろう」と思える。
あれこれと立ち読みをし、自分の本が置かれている一角へと足を運ぶ。無論、そこにある本が読みたいというのもある。と同時に「あわよくば自分の本が読まれている瞬間に立ち会いたい」という下心もあった。
早速、自分の本を発見する。頼む誰か読んでくれ…と心の内で念じながらも、「まあそう上手くはいくまい」と諦めながらしばらく観察を続けた。
すると、信じ難いことが起きる。なんと、目の前の人が己の本をすっと手に取ったではないか。これはとんでもない奇跡である。と同時に、途中で読むのを止められたらどうしよう、と怖くもなった。途中で止めたのなら、それはつまり「飽きた」…もう読まなくても良いと判断されたからに他ならない。そんな残酷な瞬間に立ち会いたくない…。途端に逃げたくなった。が、好奇心に負けてそのまま覗き見していた。

「頼むから最後まで読んでくれ」との切なる祈りが通じたのか、その人はペラペラとページを捲ってくれた。最後まで。
そっと戻された瞬間、心の底から「よかった」と思えた。
読んでくれた人が誰なのか、私は知らない。なんで読もうと思ったのかとか、面白かったのかとか、それも分からない。でも…とにかく、本を手に取って最初から最後まで読んでくれた。それがとても嬉しかった。そんな偶然、そうそうあるもんじゃない。だから、奇跡だ。
この経験が出来たから、今回のコミティアは行って良かった。そう言える。

スペースに戻ると、友人が「既刊と新刊、一冊ずつ買ってった人がいた」と報告してくれた。
(店番を任せた友人に良い格好が出来たので良かった。ただ座らせてるだけではなんか…恥ずかしいやら心苦しいやらなので)

挨拶回りもした。挨拶に回ってると「サークル参加してんな〜」となり、テンションが上がる。気分も上振れするので、割と円滑に話が進められる。お祭りムード様様である。

おおかた、そんなところである。

撤収する時、友人に新刊と既刊をあげた。「お金いらないの?」と聞いてきた。大した冗談じゃないけど、少し救われた。
…二次創作の本は、頃合いを見ておいおい渡そうと思う。
成人向けだからどうかなぁと思ったが、ASMRの猛者らしいので多分大丈夫だろう。

次は…次の予定は、未定。
スケジュールがタイトなので、2月のコミティア147は出ない。
3月末に名古屋コミティアがあるようなので、折角だからそっちに出てみようと思う。東京よりは幾分ハードルが低い…はず。地元なので。

とはいえ長編は結構大変なので、ツイッターでぽつぽつ短編を上げて、それをまとめて短編集みたいなものを作りたいなぁ…と考えている。

あといい加減ジャンル「その他」以外から出たい!という気もある。でも「百合」は怖いし…そもそも百合描いてない…百合を描きたいね…

色々思うとことはありつつ、ひとまず無事に終われて良かった。
重ね重ねにはなりますが、来ていただいた皆様ありがとうございました。
これからも細く長く頑張っていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。